【ごはん】バインミー

今回ご紹介するのは、ベトナム🇻🇳の代表的なサンドイッチと言われるバインミー(Bánh Mì)

ベトナムの代表的なサンドイッチ バインミー

 バインミー(Bánh Mì)は、ベトナムを代表するストリートフードであり、サクサクのフランスパンに多彩な具材を詰め込んだサンドイッチです。フランス統治時代に伝わったバゲットがベースとなっており、外はカリカリ、中はふんわりとしたパンに、ベトナムならではの風味が詰め込まれています。バインミーの具材には、焼き豚やハム、鶏肉、パテなどの肉類をはじめ、シャキシャキとした大根とニンジンのピクルス、フレッシュなコリアンダー(パクチー)、キュウリなどが使われます。これに、甘酸っぱいヌクチャムやピリ辛のチリソースが加わり、甘さ、酸味、辛味が絶妙に調和した味わいが楽しめます。手軽に食べられるバインミーは、ベトナムの屋台やカフェで広く親しまれ、朝食や軽食にぴったりです。

バインミーの歴史

 バインミーは、19世紀から20世紀初頭にかけてのフランス植民地時代にベトナムに持ち込まれたフランスパン(バゲット)がベースになっています。当初、フランスパンはベトナムの富裕層やヨーロッパ人にしか手が届かない高級食品でしたが、徐々にベトナム全土に広がり、現地の食文化と融合しました。

 フランスのバゲットとは異なり、ベトナムのバインミーに使われるパンは、米粉を一部使用することが多く、外はパリッとしながら中は軽くてふんわりした食感が特徴です。このパンにベトナムの食材や調味料を組み合わせて作られたのが、現在のバインミーのスタイルです。

バインミーに使われる主な食材

 バインミーは、具材の多様さが大きな魅力です。基本的には、フランスパンパテ肉類ピクルスハーブを挟み込みますが、その種類はさまざまで、地域や店によって異なります。以下は、代表的なバインミーの食材です。

肉多めのバインミー

ソース

 ソースもバインミーの味わいを左右します。甘酸っぱいヌクチャム(魚醤)ベースのタレや、ピリ辛のチリソース、そしてマヨネーズがよく使われます。これらのソースが全体をまとめ、甘さ、酸味、辛さが絶妙に融合します。

パン(バゲット)

 ベトナムのバインミー用バゲットは、フランスのバゲットよりも小型で、軽く、外側がパリッとしている一方、中身はふんわりと柔らかいのが特徴です。米粉が一部使われることで、この独特の軽さが生まれます。

パテ(Pâté)

 バインミーの味を引き立てる重要な要素が、フランス料理由来のレバーを使ったパテです。濃厚でクリーミーなパテは、パンに塗られ、他の具材と調和してコクを加えます。

肉類

 バインミーに挟まれる肉は、一般的に焼き豚(ティット・ヌオン)ベトナム風ハム(チャー)が使われます。また、鶏肉(ガー)や、レバー、チャーシューなどがバリエーションとして登場します。これらの肉類は香ばしく焼かれ、しっかりとした旨味があります。

ピクルス

 甘酢で漬けた大根とニンジンのピクルス(ドーチュア)が加わり、バインミーに爽やかな酸味とシャキシャキとした食感を提供します。これにより、肉の重さが軽減され、全体のバランスが整えられます。

ハーブと野菜

新鮮なコリアンダー(パクチー)、キュウリ、ネギなどが挟まれ、爽やかな風味を加えます。ハーブが多用されることで、ベトナムらしいエキゾチックな香りがバインミー全体に広がります。

最後に

みんなで食べたバインミー

 いかがだったでしょうか。今回はベトナムのストリートフードのバインミーをご紹介しました。このお店ではバインミーを作る時は完全分業制。パンに野菜を詰める人、その上にお肉を乗せる人、違う食材を入れる人など、1食材に1人くらいの完全分業でこのバインミーが完成していました。その風景をずっとみているのもなかなか楽しい。
 ベトナムでは割とどこでもバインミーを食べられるので、色々なお店でたくさんの種類のバインミーを食べてみてください!

今回もご視聴ありがとうございました!

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