タイ旅1日目 おすすめの場所へ向かう(3/5)

 2024年10月、人生初の一人旅でタイへ行ってきました。この旅は、1日目の宿泊先と3日目の国内線以外は、何も決めていないノープランの旅。そんなわけで、予想外のハプニングもたくさんありましたが、それも含めて旅の醍醐味!ぜひ、その様子をお楽しみください。

 今回は、タイ旅1日目(3/5)としてプーケット・サンデーナイトマーケットに向かうまで時間がありましたのでその道中でノープランの散歩をしました。様子をお届けします。

前回の記事はこちらからご覧ください!

地元の小学生に「あなたの好きな場所を教えて」と聞いてみた結果…!?

プーケット・オールドタウン付近

 僕が行きたかったプーケット・サンデーナイトマーケットは、毎週日曜日の16:00から22:00までオープンしています。プーケット国際空港からバスでプーケット・オールドタウンに到着したのは昼前。そこから色々歩き回り、お昼には激辛カノムジンを楽しみましたが、ナイトマーケットがオープンする16:00まではまだまだ時間がありました。

そこで、プーケット・オールドタウン付近を散策することにしました。ただ、目的地が全くないと物足りなく感じてしまうので、歩きながら何か面白そうな場所を探してみることに。それでも、なかなか「ここだ!」という場所は思い浮かばない……。それなら、地元の人におすすめスポットを聞いてみよう!と思い、地元の人がいそうな住宅地の路地を見つけて、思い切って入ってみました。

散歩の道中の風景

 かなりローカルなエリアに来たため、道で見かけた方に話しかけても、英語が全く通じない様子。それでも数分ほど歩いていると、小学生くらいの子供が2人。彼らもこちらを何度もちらちら見てきていたので、歩きながら少しずつコミュニケーションを取ってみることにしました。すると、まさかの池に到着。どうやら彼らはここで釣りをして遊んでいたようです。池の周りにはさらに2人の子供がいて、英語は話せないものの、翻訳アプリを使って会話を開始。最初に出会った2人と池で遊んでいた2人は、どうやら友達ではないらしいのですが、すでにとても仲良く遊んでいました。そんな早さで仲良くなる彼らの姿に驚きました!

エサのミミズを針につける

 彼らは木の枝に紐と針をくくり付け、土の中から手で掘り出したミミズを針につけて、楽しそうに釣りをしていました。豪快にミミズを掘り起こす姿に驚き、生きる力を感じました。便利な世界に生きる私にとって、彼らの強さが一層かっこよく見え、「自分もこんな風にたくましくありたい」と思った瞬間でした。

 結局、彼らとは30分ほど一緒に過ごしました。僕はどこか目的地を見つけるために散歩をしていたので普段、観光地でおすすめの場所を尋ねるときは大人に聞くことが多いのですが、今回は思い切って彼らに尋ねてみることに。すると「A地点」(実際はタイ語で教えてくれましたが、忘れてしまったのでA地点と表記します)がおすすめだと教えてくれました。しかし、A地点はGoogleマップにもネットにも載っていない。そこで彼らの教えてくれた方向にとりあえず進んでみることにしました。

A地点へ向かう道中

 ということで、先ほど決まった目的地へひとまず歩き始めましたが、A地点がどれくらい離れているのかも、どんな場所なのかもわからない。ただわかっているのは、「釣りをしていた子たちのおすすめ」ということだけです。現代では効率的に最短ルートを目指すのが一般的ですし、私も無意識にその方法を選びがちです。それは良い面も多く、成果につながることもありますが、時には無駄と思われるルートをたどることで、思わぬ学びや発見を得られることもあると思います。だから今回のタイ旅では、あえて無計画のまま進むことを意識していました。A地点を目指すこの道のりこそ、この旅の大切な目的のひとつなのです。

A地点へ向かう道中で気に入った建物

 この無計画な旅はまさに非日常の連続です。まず、道ゆく人に「A地点に行きたいのですが、どちらの方向でしょうか?」と、自分の言葉で数分ごとに尋ねながら進んでいきました。A地点はネットには載っていない場所ですが、地元の人に「A地点はどこにありますか?」と聞くと、皆わかっているようで教えてくれるんです。その度に新しい方向に向かいながら、道を尋ね続けていると、面白い出会いも次々と訪れました。

彼らは釣り仲間らしい

 道中で、親子のように見える二人組に出会いましたが、実はただの釣り仲間でした。いつものように「こんにちは。A地点に行きたいのですが、どちらかご存知ですか?」と尋ねると、左側の男性が「(日本語)あなたは日本人ですか?」と日本語で返答。急に日本語で話しかけられると、思わず驚きます(笑)。少し話をしてみると、彼は東京に2年間住んでいた経験があり、少し日本語が話せるとのことでした。やはり異国での生活は言語習得につながるのかなと思い、自分ももっと英語が話せるようになりたいと強く感じました。そんな向上心が湧くきっかけになりそうな出会いです。そして、彼にA地点の方向を教えてもらい、再びA地点を目指して出発しました。

寄り道

この奥がA地点らしい

 先ほどの釣りスポットから15分ほど歩くと、少し周囲の雰囲気が変わってきました。大きな建物が増え、緑も豊かになった印象です。この辺りで再び道を尋ねようと思い、近くにいた警官らしき人にA地点について聞いてみました。すると、「この写真の奥がA地点だよ」と教えてくれました。「なんとかスタジアム」と言っていたので、もしかしたらA地点は運動場のような場所かもしれません。男の子たちと別れた場所からかなり歩いてきたので、早くA地点に着きたい気持ちもありましたが、その途中で左側に興味を引かれるものを見つけてしまいました。

面白そうなもの

 警官に道を尋ねた直後、すぐ左にある森の入り口に、何やら気になるゲートを発見。これは入るしかない!ということで、A地点に急ぐ気持ちを抑えつつ、ゲートをくぐってみることにしました。中に入ると、舗装された道が続いていて、周りには自然がそのまま保護されているような雰囲気が漂っています。さらに奥に進むと…

急に自然を感じられた場所

 舗装された道はずっと続いていて、緑豊かなこの場所は空気がとても澄んでいました。流れに身を任せて進むことができて、本当に良かったと思います。この写真の右側にも舗装された道が続いていましたが、なんとなく気になるのは、さらにまっすぐ進んだ先にある緑の柱の奥の道でした。心のどこかで新しい発見が待っているような気がしたので、その方向に進んでみることにしました。

この下をくぐって、さらに奥へ進む

 一度バックパックを肩から下ろして、この下をくぐることにしました。実はこのタイ旅の1週間ほど前に札幌ハーフマラソンに出場していたので、その代償で腰がめちゃくちゃ痛くて、コルセットを巻いて旅に来ていました。このしゃがむ動作が、なかなかキツかったです(笑)。それでも、この下をくぐると、新たな風景が広がっていることを期待して進みました。

この下をくぐって、さらに奥へ進む

 まさかの海に辿り着きました(笑)。その海のすぐそばには草原が広がっていて、そこで読書をしている人や昼寝をしている人、おしゃべりを楽しんでいる人など、様々な光景が広がっていました。上の写真の真ん中に船が見えると思いますが、その船はめちゃめちゃ錆びていて、絶対に使われていない様子でした。なぜこんなところに一台だけ船が止まっているのか、とても気になりました。近くで見たい気持ちはあったものの、そこまで行けないので諦めました。あの船、なんであんな場所にいるんだろう?

この下をくぐって、さらに奥へ進む

 さて、この場所に来るまでマップを全く見ないで歩いていたので、プーケット・オールドタウンからこんなに移動していたとは全く思っていませんでした。後から調べてみると、直線で歩いても3.5km(約50分)とマップに表示されました。寄り道もたくさんしているので、実際にはもっとかかっていると思います。この非日常の探検が楽しさを増していたのは間違いありません。

こうして目的地のA地点から少し離脱してしまいましたが、散歩を続行して、やっと目的地A地点へ向かうことにしました。どんな新しい発見が待っているのか、ワクワクしながら歩き続けました!

改めてA地点へ向かう!

 警官に教えてもらった付近にあった運動場にたどり着くと、まず目に入ったのはバスケットボールコートでした。地元の子供たちが元気にプレーしていて、その活気に満ちた雰囲気が印象的でした。周囲は様々なスポーツを楽しむ人々で賑わっていました。

 この場所では、地元の人々の生活や文化を直接感じることができ、まさに異国情緒あふれる体験ができました。こういう旅は観光地とは違い、地元の人々の交流を垣間見ることができるのも、一人旅の魅力の一つです。

バスケコート

さらにここの運動場では「ペタンク」というスポーツに出会います。

バスケコート

「ペタンク」というスポーツは、タイで広く親しまれている鉄球を投げるゲームです。このスポーツは南フランスに起源を持ち、1910年に誕生しました。主にヨーロッパで普及しており、友人や家族と楽しむ社交的なアクティビティとして知られているそうです。

ペタンクで使う鉄球

 このエリアは一帯が運動場だったため、近くにいたスタッフの方に「A地点はどこですか?」と改めて尋ねてみました。すると、「この辺り一体がA地点だよ!」と教えてくれました。ここにはバスケットボールコートやペタンク場のほか、さまざまなスポーツが楽しめる施設がありました。釣りをしていた彼にとってのおすすめの場所はまさにこのスポーツ場だったのです。おそらく彼はここで遊んだり、友達と過ごしたりしているのでしょう。この場所は特に地元の方々が集まる広い敷地で、観光客は一人も見かけませんでした。そんな場所に辿り着けたことが嬉しく、地元の方々の生活を垣間見ることができた気がして楽しかったです。

ということで、釣りをしていた彼が教えてくれた場所は「地元の方々が集う広い運動場」でした!面白い場所を教えてくれてありがとう!

いよいよプーケット・サンデーナイトマーケットへ!

ナイトマーケットへ向かう道中

 無事、目的地のA地点の運動場に到着し、いよいよ3.5kmほど離れたプーケット・サンデーナイトマーケットへ向かいます!このときの時刻は15:30ごろだったと思います。プーケット・サンデーナイトマーケットに向かう道中は、すでにかなり疲れていました。朝からノンストップで動いていたら、そりゃそうなりますよね(笑)。運動場から戻るときには、水分が残り2口くらいになっていて、コンビニを探してもなかなか見つかりませんでした。普段は何も考えずに歩いていても、数分ごとにコンビニがあるのに、いざ探すとなると見つからないものですよね。そうして制御しながら飲んでいた水も、ついに尽きてしまいました。プーケット・サンデーナイトマーケットに近づくにつれ、お店も増え、ようやく見つけたコンビニには心から嬉しかったです(笑)。

久しぶりの水分ゲット!

コーラと水を買って、コンビニの前で給水しながら休憩しました!本当に疲れてしまいました(笑)。今日は早めに寝よう!と思い、再びナイトマーケットへ向かいます。

本日はここまで!いよいよ次は、タイに来る前から楽しみにしていたプーケット・オールドタウンにある「プーケット・サンデーナイトマーケット」の様子をお届けします!お楽しみに!

本日もご視聴ありがとうございました☺️

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