今回ご紹介するのは、タイ・バンコクで食べたバミーです!タイ・バンコクでは、北海道で知り合いのご夫婦に連れて行ってもらいました。これは本当に美味しくて、この写真を見るとまたすぐに食べたくなります。そんなバミーをご紹介します!
タイの麺の人気料理 バミー
バミーは、卵麺のもっちりとした食感と、豚や鶏のダシが香るスープの深い味わいが特徴の、タイの人気麺料理です。トッピングにはチャーシューやワンタン、青菜が添えられ、ナンプラーや唐辛子で自分好みに味付けができるのも魅力です!
バミーの種類
バミーは、日本のラーメンや中華そばに似ていますが、タイ独特の風味が加わっているのが特徴です。帰国してから調べて知ったのですが、スープのある「バミー・ナーム」(น้ำบะหมี่、スープ麺)と、スープなしの「バミー・ヘン」(บะหมี่แห้ง、乾麺)の2種類があるようです。僕はスープのない「バミー・ヘン」をいただきました。
主な食材
麺
バミーの麺は卵を多く含むため、黄色く、もちもちとした弾力が特徴です。卵のまろやかな風味が麺に染み込んでおり、食感も少し柔らかいのがポイント。日本のラーメンや中華麺に似ていますが、タイ独特のスパイスやスープと合わせることで独自の味わいに仕上がっています。
スープ(スープありの「バミー・ナーム」の場合)
スープの種類は、豚骨、鶏ガラ、またはこれらのミックスからとった出汁が主流のようです。豚骨は濃厚でコクがあり、鶏ガラはさっぱりとした風味が特徴。
風味はタイでは、レモングラスやコブミカンの葉などのハーブを加えることも多く、ほのかな酸味と香りが引き立つスープに仕上げられています。これにより、バミーは油っぽくなく、さっぱりとした後味を楽しむことができます!
チャーシュー(ムー・デーン)
タイ風のチャーシューは、五香粉(ウーシャンフェン)や甜麺醤で味付けされ、甘辛くしっかりとした味わいです。中国系の調味料で味付けされるため、日本のチャーシューよりも香りが強く、濃厚な風味が麺とよく合います。ちなみに僕が食べたときは、ベーコンのようなものでした。
青菜(カイラン菜や空芯菜)
茹でた青菜が添えられ、ほろ苦さやシャキシャキとした歯応えが、バミーの全体的な味にアクセントを加えています。
魚団子
魚のすり身などを丸めて作った練り物の一種です。バミーの具材としてよく使われ、プリッとした食感が特徴です。日本でも食べたことのあるような味わいと食感でした。
ナンプラー
タイ料理特有の発酵調味料で、テーブルに置いてあったので好きな量をバミーにかけて食べました。塩気とコクを追加します。魚醤の一種で、麺やスープの味を深めるための必須アイテムです!
基本的にはこのような食材や調味料を使いますが、地域やお店によっても他にも様々な食材や調味料が使われるようです。
バミーの起源・歴史
バミーの起源は、中国の華僑(中国国籍を保持しながら海外に移住した中国人やその子孫を指します)にあります。タイには19世紀頃から多くの中国人移民がやってきており、彼らが持ち込んだ麺料理がタイのローカルフードとして発展したようです。特に福建省や広東省からの移民が多かったため、これらの地域の調理法や味付けがバミーに色濃く反映されています。
バミーは当初、華僑によって主に中華街などで提供されていましたが、次第にタイ全土で広がり、多くのタイ人に親しまれる料理となりました。中国風の味わいがベースでありながらも、タイの調味料やハーブを活かした独自の風味を持つため、現地の味覚に合うように進化してきたと言えます。
気になるお味は
今回食べたバミーは、日本人の方がすごく好きな味なのではないかと思いました。何の料理に例えれば良いかはすごく難しい…今回食べたのは汁のないバミーでしたが、中華そばや醤油ラーメンのような風味を感じました。いずれにしても、例えるのは本当に難しいので、ぜひ食べてみてください!
バンコク在住のご夫婦と一緒にご飯を食べて…
今回、タイ・バンコク在住のご夫婦と一緒にバミーを食べて、文化の違いを感じて面白かった場面がありました。バミーについてきたスープを飲む際、僕はいつも通りスープのお皿を持ち、お皿に口をつける形でスープを飲みました。すると、夫婦のお二人が「おっ!」というリアクションを取りました。なんでかなと思って聞いてみると、「私たちはお皿を持たないし、スプーンを使って飲むから、文化の違いだね!」と言ってくれました。続けて「気を遣わないで、いつも通り食べてね!」と言ってくれて、優しかった。そして、自然と行ったいつも通りの仕草で、文化の違いを感じられる旅は最高に面白いなと感じました!
最後に
今回食べたバミーは、日本の方にもハマる味だなと思いました!そして、自分が当たり前だと思っていた文化が当たり前じゃないとき、これは本当に面白い経験です。もっともっと自分の常識が破壊され、新たな価値観として自分が創られる、そんな体験をしたいと思える食事でした!ごちそう様でした。
今回もご視聴ありがとうございました!